2014年03月30日
木暮人倶楽部/総会記念講演会の報告
志村先生のお話は大変面白くてわかりやすく、
共感できる部分が多々ありました。
非常に多岐にわたる講演内容だったのですが、
時間が限られていたため、木や竹についてはもっと深くお話しを聞きたかったです。
超技術3部作の本をぜひ読んでみたいと思いました。
また最後は懇親会もあったのですが、
木暮人倶楽部に集うメンバーは毎回新鮮で実に有意義な時間を過ごせました。
最後に今日は、生物に熱く尊敬の念を抱いている志村先生が紹介されていた
印象的な詩がありましたので共有したいと思います。
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「続続・田村隆一詩集より引用」
木
木は黙っているから好きだ
木は歩いたり走ったりしないから好きだ
木は愛とか正義とかわめかないから好きだ
ほんとうにそうか
ほんとうにそうなのか
見る人が見たら
木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で
木は歩いているのだ 空にむかって
木は稲妻のごとく走っているのだ 地の下へ
木はたしかにわめかないが
木は
愛そのものだ それでなかったら小鳥が飛んできて
枝にとまるはずがない
正義そのものだ それでなかったら地下水を根から吸いあげて
空に返すはずがない
若木
老樹
ひとつとして同じ木がない
ひとつとして同じ星の光のなかで
目ざめている木はない
木
ぼくはきみのことが大好きだ
2014年03月26日
鹿嶋市の改修現場
2014年03月24日
木暮人倶楽部総会記念講演会
今月末の29日(土)に木暮人倶楽部の定時総会後に記念講演会があります。
恒例として、注目のゲストを招いて講演会を開いているのですが、
今回は静岡理工科大学の志村史夫教授による講演会です。
竹や木の材料特性について、日本文化や古代史的な視点からお話いただけるようです。
天然乾燥材に関する研究もされていて、現場とはまた違った客観的な
興味深いお話が聞けるかもしれません。
日時等は下記のとおりですが、講演会はどなたでも無料で視聴できますので、
興味のある方はぜひいらして下さい!
【日時】:3月29日(土)15時受付、15時半開始〜17時終了予定
【場所】:木暮人倶楽部会議室
東京都中央区銀座7-4-12 銀座メディカルビル(旧ぎょうせいビル)9 階
*アクセスは有楽町駅及び銀座駅から


2014年03月23日
マロース
先日、仕事の合間をぬって富良野GROUPの演劇舞台「マロース」を鑑賞してきました。
http://www.furanogroup.jp/
以前より倉本聰さんの手がける舞台はとても気になっていたのですが、
実際に見に行くのは今回が初めてでした。
明らかに環境問題や東日本大震災を踏まえた内容になっていて
とても感慨深い強いメッセージが込められていて素晴らしかったです。
マロースとはロシアの方で冬将軍を意味するようです。
舞台では季節を司る化身でもある謎の遭難者としてマロースは登場します。
「〜人間の想像力***これは素晴らしい。。。
それが少しだけ向きを変えれば、自然は又みなさんにほほえみかける〜」
人間が生み出すどうしようもなく身勝手な過ちを目前にしながらも、
マロースが最後に残した言葉が一番印象に残りました。
また「帰るべき場所」や「故郷」とは…?というものを考えさせられました。
それと、舞台設定を切り替える見事な素早さにとても感心していました。

今回はかみさんを誘ってみたので、どうだったかなぁと内心不安でしたが
それなりに何かを感じとった様子でした。
詳しくは話せなかったのですが、押しつけにもしたくないし、
いろんな見方ができると思うので、各々どう感じたかがとても大事ですよね。
お互いに忙しいのは当然ですが、お互いが気になることに誘ったり共有したりして、
仕事以外の部分での時間を大事にしていきたいものです。
http://www.furanogroup.jp/
以前より倉本聰さんの手がける舞台はとても気になっていたのですが、
実際に見に行くのは今回が初めてでした。
明らかに環境問題や東日本大震災を踏まえた内容になっていて
とても感慨深い強いメッセージが込められていて素晴らしかったです。
マロースとはロシアの方で冬将軍を意味するようです。
舞台では季節を司る化身でもある謎の遭難者としてマロースは登場します。
「〜人間の想像力***これは素晴らしい。。。
それが少しだけ向きを変えれば、自然は又みなさんにほほえみかける〜」
人間が生み出すどうしようもなく身勝手な過ちを目前にしながらも、
マロースが最後に残した言葉が一番印象に残りました。
また「帰るべき場所」や「故郷」とは…?というものを考えさせられました。
それと、舞台設定を切り替える見事な素早さにとても感心していました。
今回はかみさんを誘ってみたので、どうだったかなぁと内心不安でしたが
それなりに何かを感じとった様子でした。
詳しくは話せなかったのですが、押しつけにもしたくないし、
いろんな見方ができると思うので、各々どう感じたかがとても大事ですよね。
お互いに忙しいのは当然ですが、お互いが気になることに誘ったり共有したりして、
仕事以外の部分での時間を大事にしていきたいものです。
2014年03月22日
千駄ヶ谷/緑苑ハイツ
古く陳腐化した賃貸マンションを分譲マンションとしてリファイニングした初めての事例として、
千駄ヶ谷の緑苑ハイツが竣工したので、青木工房主催の見学会に参加させていただきました。
築43年の建物(RC造ラーメン構造)で、昨年にも解体後の耐震補強の状況を見学させてただいた物件です。
今回は、青木茂さんの他、構造設計者の金箱温春さんや事業主の岡本軍八さんの
お話を聞くことができたのが大変良かったです。ブレースなどを使っていないため
一見新築同様に見えてしまう程で耐震補強した部分が分かりにくいのですが、
シンプルな考え方で性能を確保した経緯を説明されていました。
今回のように既存のフレーム内にあった雑壁は、開口部が多く設けられているために
むしろ柱や梁のせん断破壊を助長してしまうマイナス要素にもなることがわかりました。
一方で、事業予算や採算性のお話は大変興味深いところでしたが、
見事に事業として成功させているだけでなく、今の安易なリフォームや消費型の社会に
対するアンチテーゼとしてもチャレンジされた心意気には大変感銘を受けました。
眺望と好立地を最大限に生かしたことも成功の要因だと実感しました。
また、インテリアにも費用をかけて、一見圧迫感にもなる大きな梁を
間接照明としてうまく活用されていました。
2014年03月21日
烏山プロジェクト
先週、青木先生が主催していたリファイニングの塾生として関わってきた
烏山プロジェクトの竣工見学に行ってきました。
写真の詳細は公開できないのですが、外観は地味ながらも
間取りや再生内容としては貴重な成果が実現されていてやはり大変勉強になりました。
50年以上前に量産されていた典型的な階段室型の都営住宅を、
新築工事費の7〜8割程度の予算で間取り・構造・設備を今の法律に合わせて
一新させるというプロジェクトでした。
実際にはいろんなパターンが考えられますが、
今回実践された特徴としては、既存階段室の室内化やEVシャフト化を
活用したメゾネット等の多様な住戸タイプと的確な構造補修過程と補強壁の配置に加え、
メンテナンスや更新に配慮した設備壁を新設している点などかもしれません。
既存建物の活用や環境対策の面から考えても、
やはり今後の展開必要性に対しても可能性を秘めていると実感しました。
プロセスは新築以上に複雑で大変だと感じますが、
やはり再生過程にしかできない大きな魅力もあると思います。
2014年03月19日
ステーションギャラリー
先日、終了間際ではありましたが、ステーションギャラリーで開催されていた
ここだけの場所/プライベートユートピア展に行ってきました。
英国美術の現在を垣間見れる内容になっていて、独特の気質のようなものが確かにあり面白かったです。
全部見れなかったのが残念でしたが、私が一番印象的だったのはマーカスコーツの作品です。
自ら動物になりきることから見えてくる人間の本質を探っている試みの一部だったようです。
ステーションギャラリーの方は、改修移転されてからは初めてでしたが、
どちらかというと私は以前の空間が好きだったのですが、今はホテルとして使われているようでした。
駅改札出口の吹き抜けと繋がる空間も綺麗にはなりましたが、
大切な何かが失われてしまった気がしました。。。
2014年03月14日
茨城出張(既存棟の耐震改修工事)
2014年03月11日
春の訪れ
2014年03月10日
建築相談会のお知らせ
今週末の建築相談会の予定を改めてお知らせいたします。
住まいのことであれば、どのようなことでもご相談してみて下さい。
おひとり1時間まで無料にて行っております。
ぜひこの機会をご活用下さい!
なお、相談場所がショールーム側の都合により
B1階から1階の方へ変更になりましたので、ご確認の程お願いいたします。
□日時 3月16日(日)10時〜17時(受付16時まで)
□場所 汐留パナソニックリビングショールーム東京 1F/特設コーナー
□予約先 電話:03−6218−0010
アクセス :http://panasonic.co.jp/showroom/tokyo/access/index.html
イベント情報 :http://sumai.panasonic.jp/sr/page/top/event/detail2.jsp?srcd=23