2013年09月13日

地盤対策の難しさ


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今や法的な義務はなくても一般的な木造住宅でも
スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)などのように簡易的な
地盤調査を行うのが主流になってきました。
ある意味ではとてもいいことではありますが、判断が難しい調査方法でもあるので注意も必要です。

SWS試験は、原則として土質構成や地下水位などはわからないため
場合により建物の構造形式などに合わせて別の試験方法も検討する必要もあります。
また簡易試験だけでは実際の地耐力よりも低く出てしまう傾向があると言われているため、
既存建物の状態や近隣データ、その他地元での聞き取り情報などと合わせて
総合的に慎重に判断する必要があります。

一方で簡易試験は、会社により充分な検証考察がなされないまま、簡単な報告書に基づいて、
安全側に地盤対策方法が促されているケースがかなり多いのも実情です。
そのため、本来は改良工事を行わない専門の調査会社を探したり、
よき設計アドバイザーの存在を最初に検討しておくことが大事だと思います。

そして、結果が良くなかった場合でも、どんな対策案をとるかが大変重要なので、
各工法の長所短所を説明しながら計画建物に合わせた様々な選択肢から検討するよう心がけています。
いづれにしても建主にとっては、調査にしても改良工事にしても
目にみえない部分にお金をかけることになるだけに悩ましい部分かと思いますが、
結局は、しっかりと正確な調査結果をもとにしっかり検証していくのが
一番確実でコストを必要最小限に抑えられると感じます


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2013年09月06日

リファイニング建築塾/現場見学会


再生建築の第一人者でもある建築家の青木茂さんが主宰となっている
リファイニング建築塾の塾生として、2年以上参加してきましたが、
課題として取り組んだ烏山の現場で実際に再生工事が進められています。
私も塾生として特別に見学させていただいていますが、
定期的に再生プロセスを見学させていただくことはとても貴重な経験となっています。

都合によりまだ詳しくは公開できないのですが、おそらく完成すれば
きっと都営住宅の再生事例として話題になると思います。今から完成がとても楽しみです。
世の中には、リノベーションとかリフォームは盛んに行われているのですが、
プロセスを見る限りはリファイニング手法は他とは一線を画しているのを実感できます。
法的な問題も含めて真っ向から構造の安全性を検証し、
想像以上に丁寧に時間をかけて解体と補修を行っていくのは大変な作業ですが、
当然といえば当然だと思えるし大変感銘を受ける部分の一つです。


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2013年09月03日

コストの壁 の 続き ANKO編

そうですか…納得しました。


毎日がアウトドアだよ。と親は、今を楽しんでいる様子だけど、冬を越すとなるとかなりの疲労が
出てくると思います。
一刻も早く本工事が始まることを願っています。

そんな中、まだまだキッチンが決まらない様子みたいですね。今、気になっているメーカーは収納の使いやすさがいいのかな? 
あまり外食をしない家なので、1日3食、1か月で90食。1年で1095食を作ることを考えると、これからの人生長い付き合いですもんね。
高い買い物だからこそ悩んで悩んで、決めて下さい。
家族皆が立つキッチン。今度こそ、納得のいく金額で決まりますように。

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ANKO
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コストの壁



茨城県鹿嶋市の改修工事の途中状況をお伝えします。
増改築に伴う確認申請も認可したので、解体も一部先にはじまったのですが、
コストのとりまとめの都合により、当初の予定よりも
だいぶ遅れることになりそうです。

建築主、設計者、施工会社の3者で今までも確認してきたプロセスがあるのですが、
見積は、意外と単純なしくみになっていて、ほとんどが「単価」と「数量」をかけた金額の合計です。
難しくしているのは、業界のしくみそのものだと思います。
見積のための図面(目的内容のわかるもの)や見積会社が違えば、「単価」や「数量」は変動するのが現実です。
本来は数量などはほぼ同一とならないとおかしいのですが、
特に「単価」は、見積会社のスタンスにより少なからず変動してしまうものです。
建築主にとってはそのあたりが本当にわかりずらいところだと思います。

そのため、弊社では工事会社と建築主が契約する前に、
できるかぎり納得のいくところまで時間をかけて、3者の見解や意図を掘り起し調整するようにしています。
どんな立場からみても必ず間違えや勘違いがありますし、お互いに不利な情報や有利な情報もあります。
また、建築主と施工会社との相性もよくみえてくるものです。
なので、そんな情報も全て3者で共有し、同じ条件で事前にオープンに話し合うことは、
お互いが納得して楽しく家づくりをすすめていくためには、とても大事なことだと考えています。

今回も、話し合っているおかげで、すでにいろんな解決案が出てきています。
なんとか早めに本工事がスタートできるようみんなで頑張りたいと思います。

ちなみに昨日も減額調整のために、6回めのキッチンメーカーとの打合せしてきました。
通常は2,3回程度なんですが、今回はちょっと特別かもしれません。。。

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2013年08月30日

open House

実は…

遅くなりましたが…

子供達を引き連れ、私くしANKOも戸田市T邸のopen houseへ行ってきました。
その日は朝から雨。
引渡し前で家を汚すわけにはいけない中、子供達を連れて行くのをためらいましたが、
私もコニシ設計事務所で事務をお手伝いしている立場。そして、何より2年越しでの仕事の集大成なので、
やっぱり見ないことには(*^^)v いや、見なくてはいけない(>_<)
一緒に行くことを決意しました。

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案の定、子供達は走り回り、ケンカするわで騒がしかったですが、お客さんが来ていただく前に行ったので
少しはゆっくり見させていただきました。
新築のいい匂い。考えられた間取りだなぁ。と感心しました。
図面を見ても立体的にうかばないのがやっぱりシロートのわたし。紙の上で見てはいたけど、現場に行き、実物を見るとあ〜納得。
想像を形に。やはり凄いですね。
家族皆がくつろぎ、我が家の完成を喜ぶ姿が目に浮かんできました。


 今回、お越しいただいた関係者の皆様へ
雨天にも係らずお越し下さりありがとうございました。遠くは静岡天竜から来ていただいた方もいらっしゃったそうです。
今後ともコニシ建築設計事務所とのお付き合いよろしくお願いいたします。

ANKOでした。
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2013年08月27日

8/25オープンハウスのご報告


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私にとってもご来場いただいた方にとっても、とてもいい見学会になったと思います!

というのも…、製材会社や天竜の山で実際に木を伐採している方が駆けつけてくださり、
木の専門家と一般の方との接点が促せたからです。
一般的には、普段なかなか木に接しながら説明を聞く機会がないと思うので、
皆様熱心に話に耳を傾けていました。
中には3時間程いらした方もいました。
ほんとに有難いことです。

オープンハウスは、単に専門家だけが集まる場ではなく、本来はより多くの一般の方々に見ていただいて、
気軽に意見交換ができるような場をめざしていけたらと考えています。

小さな活動ではありますが、これからも天然素材の良さなども
地道に広げていきたいと感じました。


建築主様はじめ、ご来場いただいた方々本当にありがとうございました!

私も、よりよい空間をみんなで共有できるようこれからも精進していきたいと思います。




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今回は、施設に入られている御父様を介助しながら行き来する都合で、
階段の有効寸法を確保するために、鉄骨階段にてスッキリおさめました。

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上の写真は、車いすにも対応した親世帯のリビングダイニングです。


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2013年08月23日

リフォームに向け着々と…


『いよいよ実家(鹿嶋市)で、一部解体がはじまりました。』

今回は、改修なのに確認申請が必要なケースだったようです。
建築のことがよくわからない立場からみると、改修でも確認申請がいるの?っていう感じでしたが、
用途や増築の規模により、必ずしも必要ではないみたいです。
でも今回は、大きな増築がある改修計画なので、確認申請が必要となったみたいです。

ただ、代表の小西が当たり前のように進めていて驚いていたのは、役所の方に
「今回のような古民家を増改築した事例は鹿嶋市で確認申請を実際にうけつけたケースはまだ1件もないかも…」
と言われたことだそうです。
近隣をみわたせば明らかに大きく増築された建物でも、確認申請を出すことは非常に珍しいという訳です。
と、いう事は、違法状態だったり、構造の安全さえ保障できない建物だったりするかも。。。。恐ろしいですね。
なぜみんな申請を出さないかというと、聞いたところ…
改修の場合の法令解釈や準備対応が煩雑で大変だからだとか。

ANKOも勉強になりました。コニシ設計には、胸を張ってすすめてもらいたいです!

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長い間、皆が寄り添っていたあの部屋は跡形もなく取り壊されていました。
それに、お母さんが嫁いできてから上がったことのない2階の物置も…
そこにはお宝が眠っていたそうです。物はナイショ(^v^)
お母さんは鑑定団に出すと張りきっていました。
そして出てくるは、出てくるは、ザル、ザル、ザル。
昔、カイコを飼っていていたそうです。
家を2件壊すにあたり実家では連日大掃除。
トラックで焼却炉の往復に明け暮れたそうです。お疲れでした。
手伝えずにごめんなさい。

これからは、食事は車庫で。お風呂は仮設なので、“毎日がアウトドアだよ”とお母さんが笑いながら
話してくれました。尚更、家が建つのが楽しみですね。
コニシ先生これからもよろしくお願いします。



ANKO
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2013年08月21日

ホームページ更新のお知らせ



今週、ホームページの更新をいたしました。
昨年に竣工した古民家再生の改修事例を追加いたしました!
http://www.k-arch.jp/images/workphoto.html

それに伴い、建主様からのインタビューも追加しました。
ぜひ一度見ていただけたら有難いです。
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2013年08月18日

オープンハウスのお知らせ!


ちょっと間近にせまってきている状況なのですが‥
現在、戸田市の方で設計監理している現場の竣工見学会のお知らせをいたします!

建築主様のご厚意により、今月25日(日)10時〜16時の間で見学できるよう準備しております。

木造3階建では珍しく、建築主様のアレルギー対策などの希望から、
床壁天井などへ合板を使わない仕様にて構造を組み立てました。
そのため、外観とは裏腹に、室内側は柱/梁の低温乾燥による多摩産材、
床フローリングの天然乾燥による天竜杉の厚板を生かした素の空間が特徴となっています。

あまり余裕がなく引渡しや引渡し前の検査対応などでもバタバタしているかと思いますが、
貴重な機会かと思いますので、
もしご興味のある方は、ぜひ気軽にお問い合わせ下さい。


*状況により建築主様への人数等の確認も必要となりますが、後日詳しい情報などをご案内させていただきます。


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2013年08月16日

建築相談会のお知らせ

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残暑お見舞い申し上げます。

今週の前半に出張も兼ねて、家族みんなで妻の実家である茨城でしばし夏を満喫してきました。
その時に親類から蓮のつぼみをいただき、それを調布の実家にも飾ったのですが、
写真はちょうど花が開いた状況です。とっても、きれいですね!


さて、次回建築相談会のお知らせです。

□日時   8月24日(土)10時〜17時(受付16時まで)
□場所   汐留パナソニックリビングショールーム東京 B1F/特設コーナー
□予約先  電話:03−6218−0010

アクセス :http://panasonic.co.jp/showroom/tokyo/access/index.html
イベント情報 :http://sumai.panasonic.jp/sr/page/top/event/detail2.jsp?srcd=23


住まいのことであれば、おひとり1時間まで無料にて行っておりますので、
この機会にでも、どうぞお気軽にお立ち寄りください!


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2013年07月26日

建築相談会のお知らせ

次回、建築相談会のお知らせです。
ちょっとお知らせ遅くなってしまいましたが‥、明日いつものように汐留にて行います。
住まいのことであれば、おひとり1時間まで無料にて行っておりますので、
この機会にでも、どうぞお気軽にお立ち寄りください!


□日時   7月27日(土)10時〜17時(受付16時まで)
□場所   汐留パナソニックリビングショールーム東京 B1F/特設コーナー
□予約先  電話:03−6218−0010

アクセス :http://panasonic.co.jp/showroom/tokyo/access/index.html
イベント情報 :http://sumai.panasonic.jp/sr/page/top/event/detail2.jsp?srcd=23

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2013年06月25日

リフォームに向け着々と…


ショールームへ行ってきました。
目的はシステムキッチン選び。
親に東京に出てきてもらい、主人の案内の元、
クリナップ、TOTO,パナソニックの3件を見て回りました。
恥ずかしながら、私くし自体、ショールームに行くのは初めて(・_・;)
どこも親身になって相談にのってくれ、実物を目の前にいろいろと説明をして下さりました。
どの会社も特徴を生かし、
あれこれ工夫をこらし体験できるようになっていたのは驚かされました。


P1030159.JPG  物を入れたっぷり入る収納力。


P1030162.JPG  対面型にした時の幅の間隔がわかるように。


P1030164.JPG  デッドスペースの有効活用。


どの会社も私だったらこれにしたい!!というのが見つかりましたよ。
残念ながら、予定はありませんけど(・_;)

主人の元、会社の強みだったり、特徴だったり…
私たちシロートでは解らない事、いろいろアドバイスを貰えたのが心強かったです。
キッチンだけで一日がかり。でもまだ決まらず。家を建てるにあたり、お客さんの要望に合った物を
一つ一つの決めていくのはやはり大変なことですね。
ネジ一本から決めているんですものね。頭が下がります。


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日頃お世話になっているパナソニックさんで看板を見つけました。
主人ではなく、会社社長という外の一面を見ることができた一日でした。


ANKO

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2013年06月11日

建築相談会のお知らせ


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次回、建築相談会のお知らせです。
住まいのことであれば、おひとり1時間まで無料にて行っておりますので、
この機会にでも、どうぞお気軽にお立ち寄りください!


□日時   6月16日(日)10時〜17時(受付16時まで)
□場所   汐留パナソニックリビングショールーム東京 B1F/特設コーナー
□予約先  電話:03−6218−0010

アクセス :http://panasonic.co.jp/showroom/tokyo/access/index.html
イベント情報 :http://sumai.panasonic.jp/sr/page/top/event/detail2.jsp?srcd=23
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2013年05月19日

設計監理の仕事

現在進行中の現場の監理状況を少しご紹介します。

本来、設計者はただ単に設計図を作成するだけでは終わりません。
設計業務と同じくらいに大切なのが、設計監理の業務になります。
建築主の代理として設計方針どおりに現場の品質が確保されているかを
確認・記録・報告する作業になるので、週に1回程通うことも多々あります。
現場状況や急な現場対応が必要な時には、週に2,3回程通うこともあります。


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今回も製材所にも行ったり、プレカットの工場まで何回も足を運んだり、
打ち合わせを重ねてきました。
写真は現場に入る前の構造材料です。

そして上棟に立会い、その後はすぐに耐力壁の仕様や
金物のチェックなど、このところ重要な検査が続いています。
審査機関などの検査では、時間的にもなかなか
全部を確認することができないためか指摘事項はあまり出てこないことが多いのですが、
実際に設計側で検査をする限りは、必ず何らかの不足事項や補正事項が出てくるのが一般的だと感じます。

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なぜなら建築の場合、現場での一品生産でたくさんの職人が関わる以上、
誰でも間違いもあれば、設計図の方針が全関係者にまでは伝わっていないこともあるためだと思います。
時には図面をよく見ていなかったり、仕様が変わっていることもあります。


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今回も、やはり不足箇所や補正事項がみつかりましたが十分間に合いそうです。
現場は動いているので、大事な部分はできる範囲で時間をかけて確認し、
現場責任者と一緒に早めに対処することが肝心だと思います!
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2013年04月11日

建築相談会 2013.04.20


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桜や春の嵐も通り過ぎ、野川沿いの菜の花がまぶしい季節となってきましたが
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

次回、建築相談会のお知らせです。
住まいのことであれば、おひとり1時間まで無料にて行っておりますので、
この機会にでも、どうぞお気軽にお立ち寄りください!


□日時   4月20日(土)10時〜17時(受付16時まで)
□場所   汐留パナソニックリビングショールーム東京 B1F/特設コーナー
□予約先  電話:03−6218−0010

アクセス    :http://panasonic.co.jp/showroom/tokyo/access/index.html
イベント情報 :http://sumai.panasonic.jp/sr/page/top/event/detail2.jsp?srcd=23

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2013年03月30日

茨城県鹿嶋市の住宅〜途中経過


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茨城県鹿嶋市の家の増改築計画の途中経過です。
今は基本設計の終盤で、ラフな模型と共に概算予算などを検討しているところです。

母屋は築50年弱の建物で図面などの資料がないことから、
現況の調査も行いながら図面を起こすところから始まりました。

いつものことながら、いろんな意味で予算の壁は大きいですが、工事範囲は徐々に変わってきています。
写真の右手が増築棟で、左手が既存で残す予定の母屋になります。
ただ、母屋の方も玄関には入母屋の屋根をかけて一部増築する提案で印象は今と違ってきそうです。
法的な問題、耐震/耐久性能上の配慮で構造上は分離する方針となりそうです。

設計の本番はまだまだこれからなので頑張ります!




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2013年03月22日

パッシブリフォーム見学会

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先月行っていた見学会のご紹介です。
南雄三さんが総監督となり杉坂建築事務所
実施設計と施工を担当したパッシブリフォームの現場を見学してきました。

以下のサイトを見ていただくと、工事の過程なども含めて
詳しく確認することができますのでぜひ一度ご覧下さい。
http://www.kip-katomokuzai.jp/


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工事としては、築40年程の木造2階建て住宅を省エネ
断熱改修したのですが、建築主でもある加藤さんは、建具屋さんでもあり
南さん指導のもとパッシブ建具の開発にもチャレンジされている仕様も注目でした。

熱の欠損が最も大きいのが開口部でもあるので、開口部が
どのように自然と向き合い熱の出入りを操作するかは大変重要です。
一般的に断熱は、建物の外周部(屋根、外壁、基礎廻り)をすっぽりと
覆うように配置しなければいけません。また一方で適度な気密性と
湿気を逃がす通気性を確保しなければ、本来の性能が充分に発揮されないものです。
そのため、設計方針と施工精度により断熱性は大きく左右されてしまうほど実に繊細なものだと思います。

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今は、断熱材一つをとっても実にたくさんの種類が出回っていますが、
選択するときには、上記性能以外にもさらに価格、耐久性、安全性や環境性能などを加味することになります。
どんなに優れている材料でも使い方を間違えれば、本来の性能が発揮されないものです。
また調べれば必ずどの断熱材にも一長一短があるもので、
現場状況や工事方針に合わせて最適なものを選択するのが設計者の役割でもあると思います。
今回の現場でもまさにそれを実感できました。新築とは違い、今回は既存の内壁を壊して施工していましたが、
通気層のない建物に通気層を確保するだけでも大変難しい工事だったかと思いますが、スタイロ系の断熱ボードを
うまく活用していました。

設計者だけでなく、施工者や建築主の断熱などに対する説明や
理解があったからこそ実現できた例だと思います。
そして室内には、地域を愛する誇り高いクリエイターたちの作品もインテリアに溶け込んでいて、
さりげなく宣伝されているのも好感がもてました。
久しぶりに素晴らしい改修現場を見ることができました。
関係者の皆様ありがとうございました。


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見学のあとは、飯能市内を少し散策して
「古久や」でつけ麺をササッとかきこんで帰宅したのですが、
とても満足な一日でした。



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2013年03月13日

群馬県/昭和村W邸改修工事の竣工写真

調査や設計にはほぼ1年以上を費やし、
昨年春に半年程かかって改修竣工した現場に行ってきました。
竣工して一年になる状況を確認させていただいたり、
写真家の和知さんに竣工写真を撮っていただきました。

築80年程の2階建ての民家になります。
当時は都合により半分以上がまるまる有効活用されていなかったので、
耐震補強と合わせて生活環境の改善、有効活用を目的とした改修現場です。
予算や工事範囲の都合で、なかなか当初目標としていた
ところまではできなかったのですが、工事前の状況に比べれば
明らかに生活環境を改善できたのではないかと改めて実感することができました。
また一方でちょっとした工夫しだいで、まだまだ改善の余地はあるなぁとも感じました。
でも本当は、自分が生活してみないとその効果の程はわからない部分があるのも事実です。
生活に関わることって難しくもあり、面白くもあり奥が深いです。
だからこそ引き渡し後の様子を点検確認させていただくことや事前の調査は、
現場監理と同じくらい大事なことだと思っています。

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後日、建主さんや施工された工務店にも今回のことを何らかのかたちで報告したいと思います。
まずは、建主さん家族にも喜んでいただいたことが何よりも有難いです。
ありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします!

竣工写真の方はできるだけ近いうちにホームページにも
アップしたいと思いますのでお楽しみに。
posted by Konishi at 06:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事

2013年03月06日

地鎮祭

先日T邸の現場がスタートしました!
天候にも恵まれ少し風の強い一日でしたが、
まさに何らかの不安や災いを吹き飛ばしてくれるような印象的な地鎮祭となりました。
それに合わせて地縄のチェックに地盤レベルの確認なども行いました。

設計に関してはほぼ2年近くかかったことになります。
建主と一緒に試行錯誤してきた結果だと思いますし、
いい意味でこだわりやチャレンジする部分が明確になってきたと思います。
そのため一般的な3階建て住宅とはちょっと違った雰囲気と構造形式になる予定です。
気持ちを引き締めて現場監理の方も頑張っていきたいと思います!

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2013年02月18日

教会の見学

昨日の建築相談会も、無事に終えることができました。
ご来場いただきありがとうございました。


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また週末に地元で建替えられた教会を見学させていただきました。
地元でお世話になっている知り合いの建築家が設計したもので、丁寧にご案内いただきました。
住宅をメインに取り組んでいる自分にとっては、新鮮で勉強になりました。
3階に牧師さんの住宅がのっかったコンクリートの建物です。
なかでもハイライトはやはり礼拝堂でしょうか。
敷地条件から、東面からの採光しか期待できないため
それを最大限に取り入れるために全面開口となっていました。
それを制御するのが木製のルーバーで、それが今後どのように機能するのかがとても感心がありました。

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設計には、おおまかに基本設計と実施設計という工程があるのですが、
今回の計画では基本計画に4年程費やし、設計提案前に
しばらくの間一緒に旧教会に通いながら実際に礼拝を体験しながら、
要望や必要条件などを整理していたようです。

私は、本来住宅にもそのような姿勢が必要だと思いました。
時間は違っても、建主さんになりかわるためにも
ぜひ取り入れていきたいと感じました。



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