写真は、一見シンプルな木の収納箱ですが…、
こちらは天竜TSドライシステム協同組合の関係者で
月齢伐採の杉でつくった携帯用の木の仏壇です。
東日本大震災で家を失い避難生活を送っている方々のために
コンパクトで手軽に持ち運べるような仏壇を…
という意見から製作したのがきっかけのようです。
あるイベントの時に撮影させていただきました。
気になる方はどなたにでもご紹介できますので気軽にご相談下さい。
ただ実は写真の箱の場合は試作品につくったもので、意外な発見がありました。
箱のフタの部分の外側の杉だけ人工乾燥された杉を使っています。
その他は、天然乾燥した月齢伐採材です。
材料が足りなくてやむをえず赤みで同じ産地の杉で合わせたようなのですが、
こんなにも違った色差で仕上がることになるとは…驚きでした。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、乾燥方法の違いだけで
杉が本来もっている成分や色、ツヤの度合いが全く違ってくることが
こんなところでも確認できました。