2014年03月30日
木暮人倶楽部/総会記念講演会の報告
志村先生のお話は大変面白くてわかりやすく、
共感できる部分が多々ありました。
非常に多岐にわたる講演内容だったのですが、
時間が限られていたため、木や竹についてはもっと深くお話しを聞きたかったです。
超技術3部作の本をぜひ読んでみたいと思いました。
また最後は懇親会もあったのですが、
木暮人倶楽部に集うメンバーは毎回新鮮で実に有意義な時間を過ごせました。
最後に今日は、生物に熱く尊敬の念を抱いている志村先生が紹介されていた
印象的な詩がありましたので共有したいと思います。
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「続続・田村隆一詩集より引用」
木
木は黙っているから好きだ
木は歩いたり走ったりしないから好きだ
木は愛とか正義とかわめかないから好きだ
ほんとうにそうか
ほんとうにそうなのか
見る人が見たら
木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で
木は歩いているのだ 空にむかって
木は稲妻のごとく走っているのだ 地の下へ
木はたしかにわめかないが
木は
愛そのものだ それでなかったら小鳥が飛んできて
枝にとまるはずがない
正義そのものだ それでなかったら地下水を根から吸いあげて
空に返すはずがない
若木
老樹
ひとつとして同じ木がない
ひとつとして同じ星の光のなかで
目ざめている木はない
木
ぼくはきみのことが大好きだ
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